「普通」の家族のつもり
父の一時帰宅に付き添いました。
私の家が病院に近いので、迎えにいって実家のあるほうまで電車で。
とちゅうの駅で、迎えに来た母といっしょに三人で食事。
父が、肉にするかと言うので焼肉でした。
そこまで元気出てきたんだね、お父さん。
回復ぶりが表れてて、うれしいような、あせるような。
そう、私が両親にカイくんのことを告げる日が近いということです。
いたって、普通の状態でした。
家族が。
帰省してきた娘、歳相応の健康状態に見える父。
仲むつまじく食事する風景です。
母は、ケイタイの使い方を私にきいてきました。
最近持ったばかりで、機械類にとことん興味のない母は、まさに「携帯する電話」の機能しか知りません。
手にとってあれやこれやと説明するのですが。
まったく覚える気がないようで。
いつ退院するのか、とか、お盆の予定は、とか、ごく当たり前の会話をしました。
その私の真意に、両親は気づくはずがありません。
いつ、切り出そう。
ゆっくり話ができるタイミングは。
そして、父にとってもっともショックが少ない状況は。
退院直前か、もっとあとか…
母が、仕事が一段落して精神的に余裕がある日は。
頭の中ではそんなことばかり考えていました。
デザートが食べたい、と母が言うので、ドラゴンフルーツのシャーベットを頼むことに。
へー、赤い竜だ。
三人とも、見るのも食べるのも初めて。
日常見かけないその果物に、場が盛り上がりました。
ごくごく普通の家族なんです。
普通なんて言葉、家族に対して使えないと思っています。
それぞれ特徴があって、外から見たら、違和感を感じるものなんです。
なぜなら、自分の家族が、「普通」の基準となるものだから。
父の入院は初めてではありません。
みんな、私も含めてそれは緊急事態ではなく、ごく当たり前の日常です。
「あの日」前後、お父さんの様子がおかしい、となったときには、殺気立ちましたが。
それなりの配慮と努力のもとに、平和な家族の状況が成り立っています。
それを、もしかしたら壊すかもしれない。私の発言で。
普通の家族でなくなるかもしれない。
そんな恐怖が、おそってきます。
カイくん、今、アルバムを作っています。
カイくんが写ってる写真、けっこうあったよ。
デートの思い出といっしょにアルバムにして、両親に見せるつもり。
これが、カイくんだよって。
それくらいしないと、信じてもらえないかもって、思ったの。
カレシのこと、なんにも話さない親不孝者だったから。
誰かいい人がいる、くらいは、母親は感づいてたかもしれないけど。
カイくんのことは、一言も話してなかったから。
ばかだよね、私。娘として。
- [2008/08/02 01:07]
- その後の日記 |
- Trackbacks(0) |
- Comments(0)
- Permanent URL |
- TOP ▲
Trackbacks
Trackbacks URL
http://kanashiaki.blog95.fc2.com/tb.php/77-190d0034
- | HOME |




Comment Post