物語24 花火とかきごおり 


 やってきました、この季節。
 花火花火、屋台、金魚、カキ氷、ヨーヨー、とうもろこし。
 今年も、運良くカイくんと休みが合いました。
 よし、いつもと違う場所から、と思って、二人でかなり歩きました。
 そのかいあって、かなり近くまでリーチ、大迫力のフィナーレまで見ることができました。
 


 満足感に浸りながら、えんえんと歩いて帰宅。
 会場の一番端に、カキ氷屋さんがありました。
「あ、カキ氷。」
 のども渇いてました。
 なんとく、足を止めました。
「買う?」
 カイくんが言うので、
「買う。」
 氷山盛りのブルーハワイ。
 ジャリジャリしていなくて、ふんわりさくさくの氷でした。
「サービスいいねえ、あのカキ氷屋さん。」
「安いのに、量多いな。」
 カイくんと半分ずつして、食べきらないうちに家に着きました。
 明るいところで見ると、南国の空の色。
 印象的でした。
 溶けかけをストローで吸うと、のどの奥にしみつく砂糖水の味。
 最後はカイくんが、がさっとひと口。
 その日も、カイくんは泊まってくれました。
 甘い、夏の思い出。



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